「万博、もうすぐ始まるけど…準備って大丈夫?」
そう思ったあなたに朗報。2025年大阪・関西万博の開幕が目前に迫る中、会場では“未来”を体験できるパビリオンの準備が最終段階に突入しています。
先日行われたテストラン(試験運用)では、実際に一般参加者が会場を体験!
SNSでは「感動した!」という声の一方で、「ここ、ちょっと大丈夫?」と不安の声も…。
この記事では、万博へ足を運んだ著者が、最新の準備状況からテストランで見えたリアルな課題と成果まで、これから万博に行こうと思っている人が気になることをわかりやすくまとめました。
万博準備の全体像と現状

2025年の大阪・関西万博(EXPO 2025)開幕が目前に迫り、会場準備は最終段階です。万博会場となる大阪市此花区・夢洲では、会場インフラとパビリオン建設が急ピッチで進められてきました。
アクセス面では、大阪メトロ中央線の延伸による新駅「夢洲駅」が2025年1月19日に開業し、万博の玄関口として機能します。会場中央には木製の巨大リング状屋根「大屋根リング」が設置され、万博のシンボルかつ広大な日陰スペースとして来場者の憩いの場にもなります。参加国・企業による大小様々なパビリオンも建設中で、国内パビリオンやテーマ館の多くは完成済みです。
しかし海外パビリオンの工事遅れも指摘されており、開幕1カ月前時点で自前建設の海外館47か国中、外観が完成していたのはわずか8か国にとどまりました。万博協会は各国と連携し、開幕までに可能な限り仕上げるべく対応を急いでいます。


イタリア館やベルギー館など、まだ工事中のパビリオンも多い印象でした。
実施されたテストランの内容

大阪万博では開幕直前の3日間(2025年4月4日〜6日)に大規模なテストラン(試験運営)が行われました。これは一般来場者を招いて本番さながらに運営を試行し、課題を洗い出す予行演習です。
初日は出展関係者ら約1万人、5・6日の2日間で公募招待の大阪府民ら約8万人、合計約9万人が参加しました。
会場では16基の金属探知機による手荷物検査や顔認証システムを用いた入場処理が実際に行われ、スタッフやボランティアも配置されて誘導を実践しました。さらに各パビリオンや飲食店も一部稼働させ、予約システムの運用や案内所での対応、トイレや動線のチェックなど、本番さながらの環境で細部を確認しています。
テストランで見つかった課題

テストランを通じていくつかの課題も明らかになりました。特に指摘が多かった主なポイントは次の通りです。
入場ゲートの混雑と待ち時間
来場者はセキュリティチェックを受けるため屋外で長時間待つ必要があり、入場完了まで最大1時間半かかった例もありました。
日陰がなく直射日光にさらされる状態で、「真夏だったら熱中症になるのでは」と不安の声が上がっています。実際、指定時間より早めに到着する人が多く、ゲート前に人があふれたため、一時的に駅構内で待機させる場面も発生しました。急な列移動に「将棋倒しになりそうで怖い」と感じた参加者もおり、安全面で課題を残しました。
パビリオンの予約・待ち時間
万博は「並ばない万博」を目指し多くのパビリオンで事前予約制を導入していますが、テストランでは予約無し来場者の長蛇の列が各所で発生しました。
人気館では1時間以上待ちとなり、「予約方法が分かりにくい」「予約が取れないと結局並ぶしかない」という不満も聞かれました。スマホでの予約に不慣れな高齢者がインフォメーションで質問する姿も多く見られ、デジタルに弱い層へのフォローが課題です。
通信環境や機器トラブル
入場時にチケットQRコードをスマホで提示しますが、ゲート周辺で通信電波が悪く表示に手間取るケースがありました。一部では顔認証システムやQRスキャンに時間がかかったとの報告もあります。スムーズなチェックインのため、通信環境の強化や事前案内の工夫が求められています。
未完成の施設・安全面
テストランには半数以下の海外パビリオンしか間に合わず参加できませんでした。会場内にはまだ工事中のエリアも残り、「どこの国の建物かわからないような未完成パビリオンもあった」と指摘されています。また4月4日夜にはブラジル館で小規模な火災(天井材と配線の焼損)も発生しており、安全管理や工期の見直しといった課題も浮上しました。
テストランで評価された成果ポイント

一方、テストランを通じてうまく機能した点や好評だったポイントも数多く確認されています。
輸送・アクセスの円滑化
大阪メトロ中央線は新型車両や増発体制で臨み、終日大きな混乱なく輸送をこなしました。テストラン最終日には入場待ち時間がおおむね1時間以内に収まるよう列の並ばせ方を工夫し改善が図られ、運営側の柔軟な対処が奏功しました。パーク&ライドによる車での来場も概ねスムーズで、大規模イベント輸送の手応えを得ています。
最新技術の活用
顔認証ゲートによるチェックインやデジタルチケット運用など、新技術の導入も注目されています。ゲートの手荷物検査は空港並みの体制でテロ対策が取られ、安全性と効率の両立に挑戦しました。会場内でもIoTを活用したミスト噴霧装置による暑さ対策や、AI監視システムによる人の流れの見守りなど、未来博覧会らしいテクノロジーの実証が進んでいます。
来場者のポジティブな反応
招待客からは「ハンガリー館など知らない国を知るきっかけになった」「映像展示が迫力満点で没入できた」などパビリオン体験への好評が寄せられました。巨大な大屋根リングについても「思ったより大きくて感動した」との声があり、上に登って会場全景を見渡したり、木陰で休息できる点が評判です。「究極の駅そば」(一杯3850円!)や2000円ラーメンといったユニークなグルメもSNSで話題となり、テーマパーク並みの価格にも関わらず「高いけど記念に食べてみたい」と楽しむ様子が見られました。

賛否両論ですが個人的には、ちょっと高すぎると思ってしまいます…
スタッフ・運営の手応え
案内スタッフやボランティアのサポートで「トイレの場所など困ったとき親切に教えてもらえた」と安心感を覚えた参加者もいました。トイレや休憩所の数も十分確保されており、混雑しているトイレに並ばなくても他を探せばすぐ入れるなど、会場設備の充実ぶりもうかがえました。全体として大きなトラブルなく3日間のテスト運営を終えたこと自体、本番に向けた大きな成果と言えるでしょう。
まとめ

テストランを経て見えてきた大阪万博準備の進捗状況は、課題もあれば明るい成果もありました。入場待ちや混雑対応など改善すべき点はあるものの、運営側はすでに対策に動き出しており、本番までにどこまで解消できるか期待が高まります。
何より多くの来場者が最新技術や各国の展示に触れて「楽しかった」「本番が楽しみ」と感じたことは大きな収穫でしょう。SNSでも「#大阪万博 準備」「#大阪万博 テストラン」といったキーワードで多くの体験談が発信され、開幕前から盛り上がりを見せています。
いよいよ2025年4月13日に幕を開ける大阪・関西万博、本番ではテストランの成果を生かした円滑な運営とさらにパワーアップしたパビリオン体験が待っているはずです。世界中の最先端技術と文化が集う半年間の祭典を、ぜひ安心して思いきり楽しみたいですね。

行ってみると、面白い建物や体験がたくさんできて、思ったより面白いという印象でした!


