建築英語の基礎から実務用語まで完全ガイド|略語・カタカナ表記・おすすめ本も紹介

勉強

海外の建築プロジェクトに関わる機会が増えた今、「建築英語」の知識はますます重要になっています。

とはいえ、建築に関する英単語や略語、読み方、カタカナ表記など、何から覚えれば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。「建築士って英語でなんて言うの?」「RC造やALCの英語表記は?」「求人で求められる英語力って?」──そんな疑問に答えるために、本記事では建築英語の基礎から実務で使える専門用語・略語・おすすめ本までをわかりやすく解説します。

また、図面やプレゼン資料でよく使われる表現、実際の現場で使えるフレーズ、さらには建築関連の求人や仕事に関する英語表現も紹介。初心者の方はもちろん、建築系の学生や、海外進出を目指す若手設計者、英語でのやり取りに不安がある建築士の方にもおすすめの内容です。

記事の後半では、建築英語を効率よく学べるおすすめの一冊も紹介していますので、英語力をアップさせたい方はぜひ最後までご覧ください。

そのまま使える 建築英語表現 [ 山嵜 一也 ]
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建築英語とは?基本的な意味と使われるシーン

「建築英語」とは、建築分野における英語表現や専門用語を指します。建築設計・構造・施工・法規などに関連する単語やフレーズが含まれ、図面の読み書きや海外のクライアントとの打ち合わせ、国際プロジェクトにおいて頻繁に使用されます。

建築は英語で何と言う?

  • 一般的に「建築」は architecture(アーキテクチャー) と訳されます。
  • ただし、建物そのものを指す場合は「building」、建設工事のニュアンスでは「construction」の方が自然です。
    • 例)建築設計 → architectural design / building design
    • 建築中の工事 → under construction

建築士・建築家の英語表記と読み方

  • 建築士:architect(アーキテクト)
  • 一級建築士:first-class architect
  • 建築家(よりクリエイティブ職のニュアンス):architectural designer

また、図面や仕様書などで使われる「建築士」の肩書きは、以下のように略されることがあります。

  • AIA(米国建築家協会 会員):American Institute of Architects
  • RIBA(英国王立建築家協会):Royal Institute of British Architects

建築英語が必要とされる場面

  • 海外の設計事務所との共同プロジェクト
  • 国際コンペや留学
  • 外資系企業・ゼネコンへの就職・転職
  • BIM(Building Information Modeling)など英語ベースのソフトウェア操作

特に近年では、図面の注釈や発注書、メールのやり取りまで英語で行うケースが増えてきており、建築英語の重要性は年々高まっています。

建築英語によく出る略語・カタカナ表記まとめ

建築分野では、図面や設計資料、現場の会話で英語の略語やカタカナ英語が頻繁に使われます。ここでは、代表的な用語とその意味、読み方を紹介します。

建築でよく使われる略語一覧(アルファベット順)

略語英語表記意味・日本語訳
RCReinforced Concrete鉄筋コンクリート造
SRCSteel Reinforced Concrete鉄骨鉄筋コンクリート造
SSteel鉄骨造
WWood木造
ALCAutoclaved Lightweight Concrete軽量気泡コンクリート
GWBGypsum Wall Board石膏ボード(内装仕上材)
HVACHeating, Ventilation and Air Conditioning空調設備
CDConstruction Documents実施設計図面
SDSchematic Design基本設計段階
ADAAmericans with Disabilities Act米国障害者法(バリアフリー関連)

よく使われる建築カタカナ英語

カタカナ本来の英語意味・補足
コンセントoutlet英語で「consent」は同意。注意!
スパンspan梁の支間、空間の幅
ファサードfacade建物の正面(デザイン)
スラブslab床板や天井の板状構造
ピロティpilotis柱で持ち上げられた空間(ル・コルビュジエが提唱)
パースrendering建築完成予想図(CG)

建築用語の英語一覧|部材・構造・設計に関する語彙

建築の現場や設計図面では、構造部材や建築要素に関する専門用語が多数登場します。ここでは、柱・梁・基礎などの主要構造から、設備・設計・空間表現まで、英語での言い方と簡単な補足を一覧でご紹介します。

構造・部材に関する建築英語

日本語英語読み方/補足
columnコラム(梁を支える垂直構造材)
beamビーム(水平構造材)
基礎foundationファウンデーション(建物の土台)
耐力壁load-bearing wall建物を支える壁
wallウォール
床板flooring / floor slabフローリング、スラブ
屋根roofルーフ
階段stairs / staircaseステアーズ(階段全体)
階段の蹴上rise踏み面は「tread」

建築設備・環境系の英語用語

日本語英語読み方/補足
空調HVACHeating, Ventilation and Air Conditioning
電気(弱電)low-voltage electrical / electrical systems弱電はlow-voltageと表現される
給排水plumbing配管全体を指す
照明lighting室内・外部とも使用
防音パネルacoustic panel音響対策用
防火設備fire protection / fire-resistant materials防火ドアなど

建築設計・空間の表現に使う英語

日本語英語補足
平面図floor plan間取り図とも言う
天井伏図reflected ceiling plan (RCP)天井設備の図面
展開図elevation / interior elevation壁面のデザイン図
モジュールmodule設計単位・寸法単位
明るさbrightness / illuminationlightingと併用される
断熱材insulation熱や音を遮断する素材

英語が必要な建築関連の仕事・求人とは?

「建築 英語 求人」や「建築 英語 仕事」で検索する人が増えている背景には、グローバル化の進展があります。英語力を活かせる建築関連の職種やシーンは年々拡大しており、就職・転職の選択肢も広がっています。

英語力が求められる建築関連職

  • 外資系設計事務所(Architectural Firm)
  • ゼネコンの国際部門(General Contractor / International Division)
  • 建築系エンジニア(Architectural Engineer)
  • 建材・設備メーカーの海外営業

求人票でよく見かける英語表現

表現意味・補足
English proficiency required英語力必須(TOEICなどが基準になることも)
Experience in international projects国際案件の実務経験
Native-level communicationネイティブレベルの英会話力が求められる
Architectural design presentation設計プレゼン能力
Technical drawing (CAD/BIM)図面作成能力、BIM経験などが重視される

求人検索の際は「construction job English」「architect recruitment bilingual」などの英語キーワードでも探すと、外資系や海外案件に出会える可能性が高まります。

建築英語を学べるおすすめ本・勉強法まとめ

建築英語は、単なる単語の暗記ではなく「現場での使い方」「図面の読み書き」「プレゼンの表現力」が求められる分野です。ここでは、効率よく学べるおすすめの教材を2つご紹介します。

おすすめ書籍:そのまま使える 建築英語表現

そのまま使える 建築英語表現 [ 山嵜 一也 ]
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  • 建築意匠設計の現場で役立つ英語表現が網羅された実践書
  • プレゼン・打合せ・図面・契約など、使えるフレーズがテーマ別に整理
  • 図解・索引付きで初心者〜実務者まで対応

リスニング&会話力強化には:スタディサプリENGLISH ビジネス英語コース

  • ビジネス会話に特化したドラマ式レッスンで、実践的な英語が身につく
  • 音声のシャドーイングやディクテーション機能でリスニング力が向上
  • 1日3分から学習でき、建築系の忙しい人にも続けやすい

自分はこのツールを活用してTOEIC810点を獲得することができました!

効率的な学び方のポイント

  • 図面や資料の注釈を英語で読むクセをつける
  • 海外建築メディア(ArchDaily、Dezeen)などの原文記事に触れる
  • YouTubeで「architectural presentation」などを検索し、リアルな英語を聴く

書籍とデジタル教材をうまく組み合わせることで、読む・聴く・話す・書くすべてのスキルをバランス良く鍛えることができます。

学習方法の詳細については以下の記事も参考にしてみていください。

まとめ

建築英語は、海外プロジェクトやグローバル企業とのやり取りが増える現代において、建築士・設計者・施工管理者にとって欠かせないスキルです。

本記事では、建築英語の基本から、略語・カタカナ表記・専門用語・仕事での実用例まで幅広く紹介しました。また、実務に役立つ書籍や学習ツールも合わせて提案し、読者の英語学習を後押しする内容となっています。

まずは頻出用語や略語から覚え、図面や資料を読むところから始めてみましょう。さらに、自分の仕事に合った分野の英語表現を深掘りすることで、より実践的なスキルとして身につけることができます。

ぜひこの記事を参考に、日々の業務やキャリアアップに役立つ“建築英語力”を育てていってください。

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