2025年の大阪・関西万博で注目を集めている「アメリカ館」。 なかでも、1970年の大阪万博で多くの人を魅了した「月の石」が、再び展示されるというニュースは大きな話題となっています。
本記事では、アメリカ館の展示内容や建築的な魅力、予約方法や見学時間、混雑を避けるコツまで、訪問前に知っておきたい情報を詳しくご紹介します。
アメリカ館とは?―コンセプトと建築の魅力


アメリカの多様性とイノベーションを象徴
アメリカ館(アメリカパビリオン/米国パビリオン)のテーマは明確に打ち出されてはいないものの、その展示構成から「挑戦と革新の歴史」が大きな軸となっていることがわかります。
フロンティア開拓時代から始まり、産業の発展、宇宙開発、そして現在進行形のIT革命に至るまで、アメリカの革新の歩みを象徴する展示が展開されます。 さらに、多文化国家としてのアメリカの包容力や創造性も随所に表現され、国籍や文化の垣根を越えて共に未来を築いていくというメッセージも感じられます。
日本的エッセンスが融合された建築デザイン
建築設計はトラハン・アーキテクツによるもので、同社にとって米国外での初プロジェクト。 外観は木製ルーバーと三角形の棟が印象的で、中央には日本の木橋をヒントにした中庭が配置されています。
宙に浮かぶガラスのキューブは、昼間は太陽を反射し、夜は内部から発光して幻想的な雰囲気を演出。 このキューブは「太陽と地球のつながり」を象徴しており、建築そのものが万博のテーマと調和しています。
「月の石」再展示の注目ポイント

1970年大阪万博との再会
1970年の大阪万博では「月の石」がアメリカ館に展示され、大行列をつくるほどの人気を博しました。 今回の再展示は、まさにあの感動がよみがえる瞬間となります。 前回見逃した人にとっては貴重な機会であり、当時の記憶を持つ世代にとってはノスタルジーも感じられる展示です。
アポロ17号の貴重な標本
今回展示されるのは、1972年のアポロ17号のミッションで採取された本物の月の石。 アポロ計画最後の有人月面着陸となったこのミッションの成果は、まさにアメリカの宇宙開発史を締めくくる象徴的な存在です。 月から地球へと持ち帰られたその石を、日本で直接見られる機会は非常に限られており、その希少価値は計り知れません。
実際に“触れられる”体験が可能!
展示される月の石には、特別に設計されたガラスケースが用意され、一部は来場者が直接触れることができる仕様になっています。 科学の象徴である「月の石」に触れられるというのは、世界的にも珍しい体験であり、子どもから大人まで感動を呼ぶことでしょう。

実際に触れることができるなんて、すごく貴重な体験ですね
展示内容と体験プログラムの魅力

没入型展示で学ぶ最先端技術
館内には、アメリカの最先端テクノロジーや研究成果を体感できる「イマースブ(没入型)展示」が並びます。 宇宙ゾーンでは火星探査車や宇宙農業の技術、農業ゾーンでは垂直農場やロボット収穫機などが実際に展示され、見るだけでなく学びにもつながる構成です。 また、AR・VRを活用した展示では、まるで自分が未来の農場や宇宙施設にいるかのような没入感が味わえます。
ジャズや舞踊、料理など日替わりパフォーマンス
中庭では、アメリカ各地から集まったアーティストによるライブパフォーマンスが日替わりで行われます。 ジャズ演奏やネイティブアメリカンの舞踊、ブロードウェイ風のショー、さらにはアメリカンBBQの実演など、多種多様なプログラムが展開され、五感でアメリカ文化を体感できます。
映画やゲーム体験で“アメリカの今”を感じる
映画やゲームといったポップカルチャーの展示もアメリカ館の魅力のひとつ。 ハリウッド映画の特殊効果を体験できるブースや、最新のアメリカ製ゲームを試遊できるエリアもあり、幅広い世代が楽しめるよう設計されています。
アメリカ館の予約方法と注意点

アメリカ館は事前予約が必要?
アメリカ館のような人気パビリオンでは、混雑緩和のため事前予約制度が導入されています。予約が必須の時間帯が設けられるため、訪問予定のある方は早めの計画が必要です。 予約方法は大きく3つあり、スケジュールや目的に応じて使い分けることが可能です。
① 2か月前抽選予約(超早期抽選)
来場日の約2か月前から申込可能な「2か月前抽選予約」は、計画的に旅程を組みたい方におすすめです。 抽選結果は申込締切後に発表され、特に土日や祝日などは高倍率が予想されます。 旅行会社のパッケージツアーなどもこの枠で予約されていることが多いため、確実に行きたい方は早期の申請が有効です。
② 7日前抽選予約(本運用中)
最も一般的かつ利用しやすいのが「7日前抽選予約」です。 来場希望日の8日前までに公式サイトや万博アプリから申込みを行い、7日前に抽選結果が通知されます。 比較的直近の予定にも対応でき、個人での観覧にもぴったりです。 抽選に当選した場合は、予約時に指定された時間帯にスムーズに入場できます。
③ 空き枠先着予約(3日前〜前日)
すでに予約枠が埋まっている場合でも、チャンスは残されています。それが「空き枠先着予約」です。 来場の3日前〜前日までに空きが出た分を先着順で予約できる制度で、公式アプリでリアルタイム更新される空き状況をチェックしながら申し込むことが可能です。 特にキャンセル発生後は枠が一時的に空くことがあるため、こまめな確認がカギになります。
予約時の注意点とコツ
- 予約は代表者+同行者をまとめて1回で申し込み可能
- 同一時間帯に複数のパビリオンを予約することは不可
- 抽選・先着のいずれも公式アプリや専用サイト経由で受付
- キャンセルはアプリから簡単に可能、空き枠を再活用できる
アメリカ館は「月の石」の再展示などで非常に高い人気が予想されます。できる限り抽選に申し込み、外れた場合は空き枠先着予約に備えて通知設定をしておくと安心です。
見学の所要時間と混雑対策のコツ

所要時間はどのくらい?
アメリカ館の見学所要時間は、おおよそ30〜40分が目安とされています。 没入型の展示や文化体験をじっくり味わうためには、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
混雑を避けるには?
特に「月の石」の展示コーナーは人気が高く、ピーク時には入場待ちが発生する可能性があります。 比較的空いているのは午前中の早い時間帯や平日。休日や連休は混雑必至なので、可能であれば避けるのがベターです。
効率よく見学するには?
館内は一方向に進むように設計されており、スムーズに見学ができるよう動線が工夫されています。 事前に展示マップやアプリで見どころを把握しておくことで、滞在時間を効率的に使えます。
まとめ:月の石と革新の体験をアメリカ館で!

アメリカ館は、技術・文化・歴史の魅力が融合した、まさに“アメリカの今”を体験できるパビリオンです。 再び展示される月の石をはじめ、没入型展示や多彩なパフォーマンスは、訪れるすべての人に新たな発見と感動をもたらしてくれるでしょう。 7日前抽選をはじめとする予約制度をうまく活用して、混雑を避けながらじっくり楽しんでください。


